[コミック] 企業戦士YAMAZAKI

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ジャンル:コミック
タイトル:企業戦士YAMAZAKI
作者:富沢 順
出版社:集英社(スーパージャンプ)

自分は結局何になりたいのか.
俺は今サラリーマンになりたいです.

どんな職業に就いたって自分は楽しく生きていける.そう思います.
ただ,先輩はそれを「成功」ではないと言います.
楽しく生きていくのは簡単で,一番楽な生き方であると.

確かに,自分にとってそれはとても簡単な事のように思えて.
その簡単な事をただ成すだけでいいのかと,
出来そうに無いことを見つけて,
いや,やりたい事で難しい事を見つけて,
それを実現していく事が成功すると言う事であると.
その生き方こそが自分の人生を一番充実させる方法では無いのかと.
そういう意味なのか.

結局のところ,向上心とはそういうものであると思います.
自分に無いものを常に身に付けるよう努力して,
自分が出来なかった事を出来るよう努力して,
自分がなりたいと思える人になるために努力して.

向上しなければ生きている意味は無いと思います.
それじゃあ学習しない機械と同じだもの.
常に向上し続けて,成長し続けて,
自分の世界が変わり続けてる事を実感する事が
生きていく楽しみの一つだと思います.

だとすると,
「ただ単に楽しく生きていく」事を目標として掲げてしまうのは
一番安易かも知れない.
何も向上しなくても楽しく生きていくことは出来ますから.
どのように向上したいかを常に描いて生きてかないと.
そう考えると「成功」するとは確かにそういう事であるかなと思います.


で.企業戦士YAMAZAKIって言うマンガのレビューをします.

主人公はサイボーグになってしまった元エリートサラリーマンで,
色んな会社で次々と新しい製品やプランを提案して
会社を立て直していく,と言うマンガ.
なのですけれど.

様々な状況に置かれた人間が登場して,
悩みを抱えて,希望を持ってて,
YAMAZAKIに出会う事によって大きく変わっていく.
それが一番の見所だと思います.

人との出会いと言うものは誰にとっても非常に大切なもので.
それを大きく印象付けるのはその人と交わした言葉であると,思います.
YAMAZAKIの言葉はどれも重く,
自分にとって意味のある言葉ばかりでした.
それを見るだけでもこのマンガを読む価値はあります.

こういう事が言える大人になりたいな.
それが出来れば,サラリーマンと言う形にもとても魅力を感じます.

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コメント(2)

サラリーマンとしてヒエラルキーを登っていくというのは物凄く楽しいことなんじゃないか,と最近思うようになりました.
あと,これも最近思ったことですが,向上心が見られない人に対して「あの人は何のために生きているんだろう」と問うのは非常にナンセンスですよね.
この前そういう話になったときに「お前何様のつもりだ」って言われて,初めて気付きました...まだまだ未熟です(>_

どうだろう,俺は未だに
「この人何のために生きてるのかなぁ」
って思う事よくあるけどね.

でもそれはきっとその人とのコミュニケーションが足りないだけで.
大げさに言えば,その人が何で生きてるのか,
って言うことを知るために人と話をして仲良くなろうとするんじゃないかな.
バイトから帰って来たらこの事について少し書きます.

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このページは、まんとるが2005年8月24日 18:41に書いたブログ記事です。

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